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柔道整復術の定義

当院での徒手整復映像(左肩関節鎖骨下脱臼)

柔道整復術とは? 柔道整復術(徒手整復・非観血的整復術)は柔道 の活法のことで、主に「骨折や脱臼によって本来 の形から変化(転位)してしまった損傷部を手術 をしないで(皮膚を切ったりしないで)元の位置 にもどし治癒させる技術」です。        日本では医師と柔道整復師にだけ引っ張る事が認 められています。(折れてズレていたり関節が外 れた状態を戻す時にほとんどの場合引っ張って戻 します)                   そして柔道整復師はその専門家です。      ズレている骨折の治療には必ず「手術」という選 択肢があり、医師は引っ張る技術よりも手術の技 術を磨きます。                柔道整復師は、患者さんにとって、引っ張って治 したほうが良い症例に備えて、引っ張る技術を磨 いています。                 手術しないで徒手整復をするメリット      ・感染症のリスクが無い  ・傷跡が残らない     手術しないで徒手整復をするデメリット     ・暫くギプス固定が必要  ・骨が癒合するまで安静   にしないと再度ズレる   事がある        よく柔道整復術の効果がどうこうというお話があ りますが、接骨院でよく施される電気や温める行 為は柔道整復術の中の後療法と呼ばれる部分です 柔道整復術の全体像は             徒手整復(筋肉などの損傷は冷却)‐初期処置 ↓                    固定              ‐安静   ↓                    後療法(手技療法・物理療法)  ‐回復促進 ↓                    治癒                    です。                    そしてよく話題にあがる、皆さんが柔道整復術だ と思っている部分は、厳密に言うと「後療法」と 呼ばれる部分です。              そして「整復」という言葉は位置関係を戻すとい う意味であり、「徒手」という言葉は手を使って という意味です。               図でまとめると                という分類になります。            柔道整復術がよくわからないものとなっているの は、                     @全体を示す言葉の中に、位置関係を戻すとい  う意味を持つ「整復」が入ってしまっている  事                    A後療法が柔道整復術の構成要素の全部ではな  く一部だという事が浸透していない事    B接骨院での治療が、初期処置からではなく回  復促進から始まる事が多い事        が主な原因です。               柔道整復術はケガを治癒に導くための一連の流れ を示す言葉なので「効果」とか「痛みがとれる」 などで表現できません。            なので正しくは、「柔道整復術の効果があった」 ではなくて「後療法の効果があった」であり、柔 道整復術を主語として表現する場合は、「柔道整 復術が上手くいって治癒した」が正しい言いまわ しとなります。                「整復」という技術も、「効果」があるのではな く「結果」があるだけです。          正しくは「ズレた骨の整復(位置を戻す事)をし て戻った」であり「効果的」の表現は「ズレた骨 の整復をして効いた」という事になり意味不明と なります。                  接骨院では後療法の割合が多いのですが、ケガし た時すぐに受診した際には徒手整復術などの初期 処置を行いますので、大きなケガの時も出血など が無い場合はご来院ください。         徒手整復では手を使って皮膚の上から力を加えて 骨を元にもどすので、手術跡が残ったり感染症を おこすことがないのですが、主に        @皮膚も損傷しているもの          A10日以上たっているもの         (若年者は3日くらいが限界)        B数分でどんどん腫れてきているもの     (大血管損傷の併発)            C神経を損傷しているもの          (感覚がない、動かせない)         D特定の特殊な骨折・脱臼          (徒手整復不可症例)            は徒手整復術は行えません。          @〜Cの状態ではない骨折・脱臼で、「手術をし たくない」もしくは「医師にズレを戻すのが難し いから手術」と言われた方も、当院で引っ張って 戻せる可能があるので一度ご相談ください。   遠方の方も徒手整復のみ当院で実施して、リハビ リは地元で通院する事も可能なので一度お電話に てご相談ください。              状態を見せていただき、Dでなければ徒手整復さ せていただきます。              <現在では徒手整復は困難だと判断されやすい症例> 左側は骨折部が噛み合ってしまいものすごく力が 必要な症例なのに、足の甲である為に引っ張るの が困難だった症例               右側は骨が縦にも割れてしまい、操作を誤ると第 3骨片が変な所にズレてしまう為、技術を必要と する症例                  

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