股関節が痛いとは?股関節が
痛い状態の原因や対処法につ
いて詳しく解説
公開日:2024/6/10
最終更新日:2024/6/10
股関節が痛いとは?
股関節が痛いと言っても人によって訴えは様々です。
おしり周辺が痛くても股関節が痛いと表現しますし、鼠径部
が痛くても股関節が痛いと表現します。
内もものつけ根が痛くても股関節が痛いと感じる人もいれば
腰の下の方が痛む時にも股関節が痛いと感じる人もいます。
では実際、どこが痛む時に股関節が痛いと表現するのが適切
なのでしょう?
答えは「鼠径部の痛み」もしくは体重を乗せた時にもものつ
け根に「荷重痛」が出現する場合です。
この2つが股関節が原因となる場合の自覚症状なので、この
2つのどちらかの痛みがあるのであれば股関節が痛いんだと
判断できます。
股関節が痛い時に病院に行くべき症状は?
股関節が痛いんだと判断できた場合にまず確認したいのは、
一時的に股関節が痛いだけなのか、直ぐにでも病院に行った
方がいい痛みなのかの確認です。
歩きすぎなどで一時的に股関節が痛い場合はいいのですが、
次の2つの痛み方なのであれば病院で診てもらった方が良い
です。
1おなかが痛い時みたいに、何もしていないのに突然鼠
径部が痛む場合
2太ももの横の骨を叩くともものつけ根が響いて痛む時
1は内科・婦人科領域の疾患の可能性があり、2は股関節の
骨折などの可能性が疑われます。
もしも1や2の症状がある場合は早めに病院に行くようにし
て下さい。
股関節が痛い原因は?
股関節が痛い時に原因として考えられるのは、関節部分の損
傷、関節の変形による炎症、使いすぎによる一時的な炎症で
す。
股関節が痛い状態が治まるまでの期間
股関節が痛い原因の中で「使いすぎによる一時的な炎症」は
2~3日、「関節部分の損傷」によるものは2週間から長い
もので数ヶ月かかります。
「関節の変形による炎症」は数日~1週間位で治まる痛みを
何度も繰り返します。
股関節が痛い状態の治し方・対処法
痛めるようなことを何もした覚えがない場合は使いすぎによ
る一時的な炎症をまず疑い、安静にして様子をみましょう。
その際にサポーターやテーピングで保護してあげると、より
安静を保つことができます。
股関節のテーピングは1人では貼ることが難しいので、接骨
院などで専門家に貼ってもらうとよいでしょう。
股関節が痛い時は何科に行けばいい?
痛めるような原因が思いあたる場合や、数日安静にしても良
くならない場合は股関節部の損傷によって股関節が痛い可能
性があります。
体重をかけると股関節が痛い場合や、太ももの横の骨を叩く
ともものつけ根が響いて痛む場合は整形外科に、おなかが痛
い時みたいに何もしていないのに突然鼠径部が痛む場合は、
原因が股関節ではなく内蔵の可能性があるので内科で診ても
らいましょう。
数日~1週間位、股関節が痛い状態が続いて治ってを繰り返
す場合も整形外科へ行きましょう。
股関節が痛い状態にならない為の予防法
股関節は球体の形をした太ももの骨と、球体の形がピッタリ
はまる骨盤のくぼみで連結した関節です。
球体の骨がくぼみに強く押し付けられ、関節の内圧が過度に
高まると負担が増えてしまい股関節が痛い状態に陥ってしま
います。
その為股関節が痛い状態にならない為には、股関節の内圧が
高まらないようにケアすると良いでしょう。
具体的な方法としては、股関節を骨盤のくぼみに押し付けて
しまう筋肉(腸腰筋や臀部の筋肉)をほぐして緩めるもしく
は、足を下に引っ張ることで股関節の内圧を下げる、股関節
の牽引療法を施すと良いでしょう。
股関節が痛い時は根本から改善を
転んだり捻ってしまった訳ではないのに股関節が痛い場合は
股関節の内圧上昇が根本の原因となっている事が多いです。
痛みが出てしまった時に電気を流したり、温めたりしてケア
するのはもちろん大切ですが、普段からおしりの筋肉をスト
レッチしたりマッサージしたりしてほぐして股関節が押し付
けられるのを予防したり、定期的に足を下に引っ張る股関節
牽引療法を加えて除圧してあげることで根本の原因を取り除
くことができます。