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痛みの悪循環を断ち切る治療機器

SSP治療器について SSP治療器 SSP療法とは 電気鍼の様な特性を持った低周波治療器です。    皮膚表面に電極を取付け、電流を流して使用します。 ssp治療 SSP電極について 電極 SSP電極の形状は円錐形突起部と電極固定用の円盤 および円柱棒からなり、ちょうどコマのような形をし ています。                    円錐の先端は90度の鋭角で患部を有効に圧迫できるよ うに工夫されています。              この圧迫効果は  安定していて持続性にすぐれ、他 の電極にない特徴といえます。           また電極は吸引カップのなかに格納され、皮膚に置く だけで簡単に固定ができる仕組みになっています。  電極の材質は伝導率の高い真鍮で表面には銀メッキが 施され、さらに電流が流れやすくなってます。    SSP電極の電流分布について 通電イメージ SSP療法の特徴がSSP電極にあるという最大の理 由は、電極に電流を流した時の電流分布にあります。 SSP電極の表面が銀の被膜で覆われていることを利 用し、酸化銀にヨウ化カリウムの水溶液を塗ることで ヨウ化銀を電極表面に反応させ、この状態で電流を流 すとSSP電極の表面は電流量に応じて茶褐色から黒 色に変化します。 この方法で皮膚にSSP電極を固 定し電流を流すと電極円錐部に集中して電流が流れて いることが確認されました。            波形と刺激モード 現在のSSP治療器に用いられている出力波形は双方 向性対称波でプラス側もマイナス側も同一波形を採用 しています。                   したがって刺激感覚も同等で、極性に関係なくどちら でも同じ刺激感が得られます。           またTENSなど他の治療器にくらべ、パルス幅は50 μsecと狭いことも特徴です。            幅が狭いほうが皮膚への刺激感覚が心地よく効果的に 神経を刺激するとされています。          この幅が広いとジリジリとした焼け付くような痛みを 誘発してしまいますが、SSPではそのようなことは ありません。                   心地よくやさしい刺激が徐々に痛みを和らげていくの です。                      さらに、刺激周波数のパターンを組み合わせることに よって治療目的に応じた選択ができ、治療器としては 初の1/f刺激モードも搭載されています。      1/fとは自然界に存在する生命リズムともいわれ、小 川のせせらぎや小鳥のさえずりの中などに存在するリ ズムで、癒し効果が高いためガンの末期痛緩和にも応 用されています。                 SSP療法の作用機序 痛みに対するSSP療法の作用機序としては、大きく 分けて以下の4つが考えられています。        1) ゲートコントロール説         2) 局所血流の改善による発痛物質の除去  3) 内因性モルヒネ様物質による下行性の     痛み抑制効果             4) ストレス緩和による自然治癒力の回復  1) ゲートコントロール説        向こうずねを机の角などにぶつけたとき、思わずぶつ けたところをさすったり、なでたりしますが、そうす ることで痛みが幾分薄れていくように感じることがあ ります。                     この現象はゲートコントロール理論によって説明され ているものです。                 すなわち、痛みのある場所をさすったり、なでたりす ることで軸索を持った太い神経線維(Aβ神経線維・ 体性求心性神経)に大量の情報を送り、細い神経を伝 わる痛みの情報を脊髄レベルで阻止してしまうという ものです。                    SSPはこの太い神経線維を選択的に刺激することが 出来ますので、痛みを和らげる効果があります。    2)局所血流の改善による発痛物質の除去  痛みを伴う局所の組織内では、神経を刺激して痛みを 発生させる発痛物質(カリウム、ブラジキニンなど) と呼ばれる化学物質が血流の停滞と共に組織内に蓄積 されて慢性的な痛みの悪循環を引き起こします。   そこにSSPの刺激を与えるとその刺激は体性求心系 神経を通って中枢に運ばれると同時にその軸索側枝か ら逆向きに局所へも伝わります。その結果、サブスタ ンスPやCGRP、VIPといった化学物質の分泌が 促されて局所血管に働きかけます。         その結果血管透過性を促進させ血流改善や蓄積した発 痛物質の血管への吸収が起こり、痛みが和らげられま す。                        3) 内因性モルヒネ様物質による下行性の     痛み抑制効果            SSPによる刺激も生体側にすれば一種の侵害刺激と して受け取られます。               こうした刺激に対して生体には下行性の感覚抑制と呼 ばれる反応があります。              これは脳の中にその痛みを和らげようとする反応(神 経シナプスに内因性モルヒネ様物質が分泌され、痛み を抑制する引き金になる)が起こります。      この結果、痛みを抑制しようとする情報が脊髄を下行 し、痛みの情報を脳に送る神経にシナプス前抑制をか け、痛みの情報を脳に伝わりにくくするのです。   SSP療法による難治性疼痛の緩和は主にこのメカニ ズムを利用したものです。              4) ストレス緩和による自然治癒力の回復 SSP療法は多数の電極を多分節的に装着できます。 このため刺激による鎮痛作用と同時にストレス誘因性 の鎮痛効果も生まれます。             この結果、交感神経系の働きが抑制され手足が温まり 心地よい眠りを誘発します。            SSP療法は、痛みを緩解して痛みの悪循環を断ち切 る以外に、ある意味でストレスを一時的に与えること によって、もとからあるストレスを緩和し、自然治癒 力(恒常性維持機能)を発揮できるように治癒機転を与 える方法ともいえます。             

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